#09 'poetry us living'
日常を詩的に解釈して過ごせたら、もっと日々は豊かになるのではないか。
そのような気持ちに寄り添える様な装いについて考えた2026秋冬季。
くつろぎ・洗練・プリミティブのスタイルテーマに、少しの遊び心のあるデザインを加えたコレクションです。
今季は、オリジナルの生地を2種制作しました。
富士吉田にアトリエ工場を構えるWatanabe Textile さんとの協働です。
代々キュプラの裏地工場の渡邉織物。経糸にコットンの再生糸のキュプラの張られた織機に、感性豊かに緯糸に織り込まれる様々な天然素材。
竜康さんの織る生地に、生地であるだけ以上の物語を感じ、今回のコラボレーションが実現しました。
今季緯糸に選んだのは、モヘア、アルパカ、ウールの紡毛のヤーン。
暖かな獣毛のヤーンと細く繊細なキュプラの糸が、しなやかな表情を生み出します。
オリジナルプリントテキスタイル: Rust Landscape (錆の風景)
AS YET UNNAMED.のオリジナル柄を考えた時、柄のリピートが限りなく分かりずらい、アート作品の様な、自然現象のような、
偶然にあらわれた現象のような柄を作りたいと考えました。
ドローイングを何度も重ね出来上がったのは生地幅いっぱいの、大きな図案。
旅先で見た、錆びついた壁面がインスピレーションになっています。
いつからその色をしていたのか、まるで生きているかの様に変化をしていく錆の風景。壁の記憶、自然の記憶、旅の記憶、私の記憶、重なりが、表現へと繋がりました。
オリジナルテキスタイルに加えて、今回はプリーツの加工に挑戦しています。通常ポリエステルにしか加工することのできないプリーツを、天然素材に加工することのできる工場さんと一緒に制作をしています。機械ではなく、手で作る2種類のシワは、どこか有機的に体に添います。
服を眺めた時、着た時、日常の世界がちょっぴり、特別なものとなりますように。
Photographer:
Go
Hair & Makeup:
Chiho Hatae
Hair & Makeup:
Nanao Kishima
Photographer:
Aya Uehara
Coming October 2026