


日本を離れる2週間前、私たちは深夜の東京を海辺に向かって車を走らせた。
生まれ育って生活をしてきた東京を離れるタイミングに、
ここで何を思っていたのかを、見える形で表現したかったのだと思う。
幼い頃から、誰かが決めた先入観に囚われることが嫌いだった。
先入観は違いを否定するのに、とても簡単な理由だから。
国籍、人種、ジェンダー、宗教、色んなことがときに混ざり合って、世界に存在する。
それを認め合って、学び合うことはとても美しい!
巨大な資本主義の歯車の中で、ときに、
人生で一番大切にするべきことが、ぼやけていく。
根本はなんなんだ?!
そんな一見壮大なトピックに東京の片隅から、思いを巡らせていた。


お互いを尊敬して、頼りあえる世界であること。
自然、風土と共存しあえる存在であること。
肌で、手で感じて、語れる人であること。
そんなことを、自分の視点から、感じ伝えたいから、
自分の表現を続けていきたいのだと思っている。
小さな一歩から。誰もに身近な衣を通して。
Photography: Takto Ando
Hair and make-up: Chiho Hatae
Model: Yu, Mioko
Thanks: Mizuki Matsuda, Alex Humphries